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C4D 背景画像ばっかり考えていると… 「360°」

「360°」が何だ…?

それってHDRか…?
いやいや、DHRではなくて…

最近…
HDR = パノラマ
って反応してしまうんですよね…
別物なのに…

ところで、HDRって具体的に…?
漠然としたイメージはあるものの… 具体的に説明ができないなぁ…
イメージベースドライティング…
では、ないですよね… 「HDRを使ったイメージベースドライティング」と、これもまた2つは別物で…

で、「360°」は?
パノラマVRか…?
CubicVRか…?

でも、360°の背景に全て関係がありますよね…

さて、C4Dから360°の画像を出力するとなると、標準ではVRパノラマのみ…

Pano360_01_2

QTVRとイメージファイルで出力するわけですが…
何故、CubicVRに対応しないのだろうか…

C4Dから出力した画像を(それ以外の画像でも)CubicVRにするのであれば…
Pano2VR
http://gardengnomesoftware.com/pano2vr.php
ユーザも多そうなので、検索すれば具体的な使い方がヒットすると思います。

C4Dでの作業は…
カメラの画角を90°にして…
イメージ出力の幅と高さを1:1にして… 512×512とか…ね
カメラの向きを6方向+X -X +Z -Z +Y -Y… 出力時には順番は気にしなくても良いのかな…?

Pano2VRで読み込み…
これさえあれば… 何でもできそうで…

では、CubicVRは抜きにして… C4Dだけで…パノラマ画像を作るとなると…
+Photoshop等… って、C4Dだけじゃないのかい…?

さて、C4D標準のVRパノラマは、QT Cylindrical VRで円筒形に投射したイメージを生成するわけで…

Pano360_22

円筒形なので、上下がないのだ…

円筒形に投射したイメージなので、これを空オブジェクト等の球体にマッピングするのは、よろしくないわけで…

ちなみにFOV120°でVRパノラマの素材で出力すると、度数でのグリッドは、この様な配分になります。

Pano360_02

45°から60°が伸びています。
もちろん、70°80°…90°は無理… 伸びていきます… と、言うか…
出力サイズを指定しているので、そのままでは真ん中の0°付近が上下に圧縮されていきます。

Pano360_08
<画角150°> 普通、角度を増やしたら、ピクセル数もそれなりに増やすと思いますが…

もし、球体にマッピングするなら…
横線の間隔が均等になるように、Photoshop等で変形させる…
Photoshopなら球面フィルタとか…

Pano360_03

それでも、上下30°の画像が足りません。上下30°分を付け足して… 修正…
Photoshopならフィルタの極座標等で変形…
C4Dから、上下方向を別々にレンダリングさせた画像を大きさを合わせて違和感が無いように合成…

もし、360°上下漏れなく球状のイメージを出力するには…
FinalRenderのSpherical Cameraだろうか…
http://cebas.com/products/feature.php?UD=10-7888-33-788&PID=53&FID=489

V-rayでも、できるのだろうか… 不明…
Maxwellは…?

所持していない人は、この為だけに購入するのは大変ですね…

では、Advanced Renderを持っているのであれば…

Advanced Renderにパノラマを出力する設定が、レンダリング設定に追加される… わけではありませんね…

HDR(Radiance)には、いくつか形式があり…
Crossは立方体を展開したイメージ…
Probeは鏡面球体に反射したイメージ…

この2つのイメージをC4Dが利用できるテクスチャの投影法「球」へ変換するツールが2つあります。

Pano360_09

その内の「HDR Crossを変換...」を使います。

このHDR変換ツールは、HDR以外にも画像フォーマットを読み込めます。
このツールで変換されたイメージは、画像表示ウィンドウに表示されます。
後は、任意のフォーマットで保存します。

では、具体的に…

まずは、レンダリング設定の出力で、幅/高さを1:1になるような任意のサイズに設定します。
画角90°のカメラで +X -X +Z -Z +Y -Y の6方向の画像を保存します。

上下のY方向は…
+Yを向くのであれば、カメラの回転をHPB:0.0 , 90.0 , 0.0…
-Y方向はHPB:0.0 , -90.0 , 0.0に、なるようにしてください。

順番は気にしないで良いです。
順番を決めた方が、作業中の混乱を防げますけどね…

では、この画像は、空オブジェクト等の内側から見ますので、Photoshop等で左右を反転等します。
これを、次のように並べてください。

Pano360_04_2

もしくは…

Pano360_05_2

…ん?並べてから全体を左右反転した方が簡単じゃぁないですか… その通りでした…
でも、Yや縦型の+Xの回転はしないといけないですけどね…
ま旨く画像を繋げられれば問題ありません…
クロスの位置さえ間違わなければ、良いのだ…
横型なら左から2番目…
縦型なら上から2番目…

それなら… 完全に完成してからで左右反転でも良いのでは… その通りです…

縦型か横型かは、縦横の長さの比で自動的にツールが判別してくれます。

横型であれば、画像表示ウィンドウには、次のような画像が表示されます。
画像のピクセル数は変化しないんだね…

Pano360_06

縦型であれば、この様に…

Pano360_07

2つの結果は同じです。
これを、単純にマッピングすると、軸方向XYZが合います。

これで、任意のフォーマットで保存してください。

Pano360_10
DEMO版なので、これ以上は進めませんが…

通常だと、横360°縦180°なので、2:1になるようにPhotoshop等で調整すると完成です。

Pano360_11

後は、お好きなように…

ちょっと待った…

「カメラの方向の順番は気にしないで良いです。
順番を決めた方が、作業中の混乱を防げますけどね…」

と、言っているが…

ここまでの作業を見ていると、カメラの方向の順番を決めた方が、分かり易いだろう…

では、もう一度…

変換の仕組みは、分かって頂けたと思いますので、分かっている事を前提に…
並べたときに、見た目に分かり易いCrossの横型を使います。

Advanced Renderの機能を利用し、C4DからCGパノラマ画像を作成するには…
任意の位置にカメラを配置します。
カメラの角度を次の順番で指定し、FOV:90/出力サイズは縦横1:1の任意の大きさでレンダリング。

  1. (+Z) HPB:  0.0 ,   0.0 , 0.0
  2. (+X) HPB:-90.0 ,   0.0 , 0.0
  3. (-Z) HPB:180.0 ,   0.0 , 0.0
  4. (-X) HPB: 90.0 ,   0.0 , 0.0
  5. (+Y) HPB:-90.0 ,  90.0 , 0.0
  6. (-Y) HPB:-90.0 , -90.0 , 0.0

出来上がった画像を、Photoshop等で次のように配置し1枚の画像に…

Pano360_12

これを、「HDR Crossを変換」を使って変換すると…

Pano360_13

この出来上がった画像をPhotoshop等で左右反転やサイズ調整します。

Pano360_14

これで、完成

よろしいでしょうか…
これで何かを考える事無く、流れ作業で事を進める事ができます。

これは、あくまでもC4DからCGパノラマ画像を作る為の作業であって…
パノラマHDRを作る為の説明ではありません…

ところで、HDRの変換にもう一つ…
「HDR Probeを変換...」がありますね…
先ほどは鏡面球体に反射したイメージ…と説明しましたが…

次のリンクに、HDRマップの種類があります。

HDRについて調べたことがある人は、ここを見たことがあると思います…
HDRSHOP
http://www.hdrshop.com/
英語ですが…

Pano360_15

Tutorials->Panoramic Image Transformations

Pano360_16

これによると…

  • Mirrored Ball
  • Mirrored Ball 180 Degree Close-up
  • Angular Map
  • Cube Map
  • Latitude/Longitude

これだけの種類があるわけで…
Crossの縦型がCubeMapで
「HDR Crossを変換...」や「HDR Probeを変換...」で変換されたものはLatitude/Longitudeに…
Mirrored Ball と Anglar Map は、ちょっと違うけど、どう違うかわからない…
これを「HDR Probeを変換...」で変換するんだね…

ミラーボール360°と180°クロスアップ… の2つか…
ミラーボールは、ほぼ360°の画像が得られるんだね…
Fisheyeは、ほぼ180°かぁ…正直に言うと、ミラーボールとFisheyeを同じように考えていました…
以前の記事で…
http://villager-and-c4d.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/c4d-50ed.html
下の方でFishieye風のレンダリングで、紹介しました…

違うんだね…
よく考えれば分かる事なんだけどね…

で、「Fisheye」 と 「Mirrored Ball 180 Degree Close-up」は同じなんだろうか…

これがMirrored Ballのグリッドなんだろうか… 違うかもしれないが…
Pano360_17
↑このグリッドは自作です… ご注意を…

これを、「HDR Probeを変換...」で変換すると…

Pano360_18

この様に画像の端のグリッドが少し乱れ気味で…
でも、一応均等に配置されている…

これを球体にマッピングして確認すると…
Pano360_19

極座標付近には問題は無いけれど…
マッピングの繋ぎ合わせ部分の赤道付近に違和感が…

今回用意したミラーボールのグリッドが歪んでいるだけで…
このシステムが問題と言う訳ではないので、お間違えなく…

このグリッドがミラーボールで良いようです…

Angular Mapを使う事はあるのだろうか…?
Pano360_20
↑このグリッドは自作です… ご注意を…

では、これを同じく、「HDR Probeを変換...」で変換すると…

Pano360_21

これでは、確かめる必要も無いですね…

C4Dの「HDR Probeを変換...」は、Mirrored Ballに対応し…
Angular Mapには非対応と言う事ですね…

Cube Map

Pano360_23

Mirrored Ball

Pano360_24

さて、撮影してHDRを作るとなると、最終形態は Latitude/Longitude なのだろうか…?
この方が、扱いやすいですよね…
クロスだと、イメージの無い画素があるし…

あ、HDRは圧縮が採用されているんだよね… 確か…
ファイル構成は、あまり知らないんだ…

今回の記事は、パノラマだったのか…? HDRだったのか…?
よく考えると… 「HDR Crossを変換...」を利用したパノラマ画像の作り方… かなぁ…

HDRも面白そうだからやってみたいけど…
HDRは、クリエイティブマーケットの宮田さんが詳しそうなので…
何かあったら、聞いてみようと思う…

クリエイティブマーケットでフリーのHDR素材を公開しています…
http://www.cr-market.com/

HDRパノラマを検索してたら… こんなの発見…
Design Viz Garageのコラム
http://dvz.multi-bits.com/special/column/index.html

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