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C4D 3Dオブジェクトを実写に合成したいのだ… 消失点が背景画像の外にある場合はどうするんだい…

前回記事をアップして直ぐ写真の使用状態を「ゆんフリー写真素材集」へメールしました。
すると、直ぐ返信がありました。
「使用形態に問題はない」と…
ありがとうございます。
ですので、続きのネタを…

前回の方法で、プラグインが無くても手動で、ある程度の背景に対応できると思います。
そんなに調整時間も掛からない事でしょう。
ただね、ワイドレンズ等のディストーション…撮影した像が樽型に変形しているものは、PhotoMatchプラグインを使用するしかないけれど…

さて今回は、カメラの調整の手がかりにする消失点が画像の外にある場合。
消失点が画像の外にあると言う事は、地平線も画像の外になる場合があります。

ん?
消失点を知らない?

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学生の頃、美術で習った遠近法の2点透視や3点透視の用語だね…

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今回は天井を見上げているので、カメラは作業平面より下に配置します。

この背景の状態のままだとカメラを合わせるのが面倒なので、画像を中心に消失点が入るようにキャンバスを広げます。
キャンバスの縦横比は、現在の画像の比率と同じにしてください。
後の作業がスムーズに進めます。

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元画像の2倍にしました。
消失点2個と、それを通る地平線。
今回は地平線が傾いている。

地平線が傾いていてもC4Dの下準備は前回と同じく…
マテリアルにカンバスを広げた罫線込みの背景を設定し…

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オブジェクトも同様、背景オブジェクト、作業平面、カメラを追加。
背景オブジェクトに背景画像のマテリアルを適用。

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レンダリングサイズも前回同様、背景画像の縦横比を保持した任意のサイズ。

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カメラは見上げた角度なので作業平面を見上げるように配置。
ビューはエディタカメラからカメラオブジェクトに切り替えてください。

ビューにはカメラの画角HUDを常に表示されるように配置。
作業平面を選択。

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ビューは、こんな具合になっているはずです。

前回と同様、カメラの座標や作業平面の座標は、気にしないで作業を進めます。
さて今回の基準点は手前の赤い線の交点。手前は画像では上の方です。

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前回と同様、基準点に作業平面の軸の位置を合わせて…
C4Dカメラの地平線を背景地平線に、作業平面のグリッドを背景の赤い罫線に合わせます。
重なり具合を見てカメラの画角を変更します。

さて、始めます。

最初に背景画像の緑色の地平線が傾いているので、カメラをバンクさせてC4Dカメラの青い地平線の傾きを合わせます。
カメラのバンクは-5.5ぐらいです。

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背景の地平線とカメラの地平線の傾きを合わせたら、前回と同じ用に作業します。

基準点に作業平面の軸の位置をあわせて…
カメラの向きの調整は、作業平面を選択したまま行ってくださいね…
今回のZ軸の方向は右下の消失点にします。
地平線も合わせます。

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左下の消失点は作業平面のX軸の反対側-Xです。
さてグリッドは、全く重なっていません。
消失点が2個画面に入っているので、画角は90°以上開いています。
仮に画角を120°に設定してみます。

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更に、作業平面の軸を基準点に合わせ、地平線を合わせ、Z軸を右下の消失点にも合わせます。

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グリッドが密になって見づらかったので、グリッドの間隔を500にしました。
おしいですね。あとチョッと画角を開けばグリッドが合います。

最終的に画角は121~122°です。

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今のカメラを複製します。

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複製したカメラの座標と回転をキープし、画角だけを真ん中の画像に合わせます。

ビューのカメラは切り替えないでください。
カメラを複製したら画角HUDが重なってしまった…

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カメラの画角の端のオレンジ色の点を手動で合わせてもかまいません。

最初のキャンバスの大きさを広げる作業で、基の縦横比を維持して広げると、複製したカメラの画角の調整作業は簡単です。
計算して、数値入力でもかまいません。
画角121°キャンバスと画像の比2:1を基に算出すると82.937°です。
手動で合わせても、同じような数値になっているはずです。

ビューのカメラを複製したカメラに切り替えます。
背景のマテリアルの画像をキャンバスを広げる前の元の罫線なしの画像を入れ替えます。

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ビューは次のように変わります。

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グリッドも問題なく背景画像にマッチしています。

試しにオブジェクトを置いてみます。

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オブジェクトも問題なさそうです。

さて、背景を単純にモデル化します。
縮尺や基準点は適当に…

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前回は、単純に背景の上にオブジェクトを配置しましたが…
今回はオブジェクトを背景に絡めて見ました。

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レンダリングの為の設定(マテリアルやライティング等)は全くの適当です…
設定が適当ではなく… 設定していないに近い…

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適当でも、この位の画像ができるわけだ… C4Dは… 凄いねC4D…
と、言っても他の3DCGソフトを使っていないから、差が判らないけどね…

写真の元々もサイズの5616×3744を使用してレンダリング。

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これは480×320を指定してレンダリングしました。
すぐ上の画像は、背景640×427を使い、レンダリングサイズも同じ640×427です。
その後、PhotoShopで480×320にしました。
違いはパッと見わかりません。

カメラをズームしました。

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違和感がありますがズームにも耐えられました。

PhotoShopで640×427に縮小した背景を使用してレンダリング。

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レンダリングサイズは480×320です。PhotoShopで縮小はしていません。
このサイズだと背景のサイズが極端に大きくても違いが判りません。

カメラをズームしました。

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天井や壁がボケています。スプリングの中の柱もボケています。
CGモデルだけクッキリしています。
低解像度の場合はCGモデルのアンチエリアシングをボカせれたら良いのですが…
背景のボケ具合と同じ様にCGモデルだけボカす事が、できませんでした…

ま、今回はマテリアルやレンダリングが主体ではなく、背景画像にC4Dカメラの画角や方向を合わせる事なので、今回もここで終了です。

背景画像に消失点や地平線が含まれなくても、カメラの調整が可能と言う事でした。
これで、ほとんどの背景に対応できると思います。
建物の様な垂直/水平/直角に限ってですけどね…

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